Bill Evans
Bill Evans - The Creative Process and Self-Teaching
ジャズピアニストのビル・エヴァンスとその兄のハリー・エヴァンスの会話です. この中で, ビル・エヴァンスが
「事柄を明確にし 現実に直面し それを分析する力を持つ」
と言っています. 一流の言うことはどの分野でも同じことを言うのだと思いました. この中の「現実に直面する」ってところがなかなか出来ない所で常々悩んでいます. 物事を先送りにしたり, 正しい努力をしなかったりと不誠実であることが多いです. 逃げた方が楽ですからね. 彼はこれが出来た先で何をすべきかという所で, 基礎的な部分を徹底して磨くことの大切さを説いています. 物事を明確にしてそれを解決しようとするときに基礎は見落としがちです. 実際付け焼き刃の知識でその場をなんとかしのごうとしたり, 現状の問題を解決したくなります. 最近巷に出回っている自己啓発本のほとんどがその類のスキルを伝授するもので根本的な解決にならないものが多いです. 変化とは緩やかに行われるもので, 急に変えたとしても気がついたら同じ場所に引き戻されています. だからこそこういった本はよく売れるのですが. (笑) あと, 一流の人間は,
「現実を見る目を持ち 困難に立ち向かう時は 一歩ずつ進み 学びの過程を楽しむ術を知っている」
と言っています. この術は, 「成長を実感する」ことなのではないかと考えました. これが出来れば, 満足感が得られますから楽しいですよね. 日々を振り返り, 出来たことに焦点を当てて考えていくのがいいかなと思いました. 基礎を徹底し, 緩やかな変化に喜びを感じることができればベストですね. 付け焼き刃なスキルに頼らないよう, 気をつけます.
最後に, 彼の演奏動画を載せておきます.
武士道
新渡戸稲造先生がお書きになられた武士道という本があります. 日本人が書いた本ですが, 現本は英語で書かれているらしく, 僕は岩波文庫から出版されている訳本を読んでおります. 武士道というと「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」が有名でその言葉が一人歩きして, 武士道の本来の考えを誤解されているのでは無いかと本書を読んで感じました. 武士道とは簡潔に言うと道徳のことです. まだ全部を読んでいないので適当なことは言えないのでこの程度にしておきます. 全部を読んで自分なりの解釈ができたらもう一度まとめ直す予定です.
- 作者: 新渡戸稲造,矢内原忠雄訳,矢内原忠雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1938/10/15
- メディア: 文庫
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